舌癌について
口のなかにできるがんのうち、約90%は舌がんといわれています。舌がんは男性に多くみられます(約2/3は男性です)。全体では50歳代後半によくみられるのですが、50歳未満が約1/4を占め、若いから、と安心はできないこともあります。
舌がんの原因はまだ明らかではありませんが、飲酒・喫煙、歯並びの悪い歯が常に当たる機械刺激が誘因と考えられています。
舌は自分で見ることができるので、早くに発見されることが多いとも言えますが、時に早い時期からくびのリンパ節に転移して急速に進行する極めてたちの悪いタイプがあるのもひとつの特徴です。何かおかしいな、と思ったらお近くの耳鼻咽喉科に受診してください。